じはんきプレス
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コラム2026.04.16| 編集部

【2026年版】シェアオフィス・コワーキングスペース×自販機の収益戦略。リモートワーク時代の新需要を掴む

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コロナ禍を契機に急拡大したシェアオフィス・コワーキングスペース市場は、2026年現在も成長が続いている。テレワーク・ハイブリッドワークが「働き方の標準」となった時代に、多様な職種・年齢・ライフスタイルの人々が集まるコワーキングスペースは、自販機ビジネスにとってきわめて魅力的な新しい市場だ。


第1章:コワーキングスペース市場の急成長

市場規模の推移

年度 施設数 市場規模
2020年 約1,400か所 約300億円
2023年 約2,800か所 約550億円
2026年予測 約4,000か所 約800億円

(一般社団法人コワーキングスペース協会、各種資料より)

新型コロナ以降のリモートワーク普及により、企業がサテライトオフィス・コワーキングを活用する機会が増加。個人のフリーランサーだけでなく、大企業のリモート社員も主要な利用者になっている。

コワーキング利用者の多様性

コワーキングスペースの利用者は多様だ。

  • フリーランサー: ライター・デザイナー・エンジニア・コンサルタント
  • スタートアップ: 創業期の少人数チーム
  • 大企業のリモート社員: 在宅よりコワーキングを選ぶ会社員
  • 副業・複業ワーカー: 本業の合間に副業をこなす人
  • 海外ノマドワーカー: ビザが許す範囲で日本で働く外国人

第2章:コワーキング利用者の消費行動

長時間滞在型の飲料需要

コワーキングスペースの利用者は平均3〜6時間滞在する。この「長時間滞在×集中作業」が自販機にとって好条件だ。

  • 作業中の水分補給: 集中しながらも飲料の補充は怠らない
  • コーヒーの複数回購入: 午前・午後・夕方と1日3〜4回のコーヒー需要
  • 軽食: 昼食を自販機の軽食で済ませる効率重視型ユーザー

健康志向の消費者が多い

コワーキングスペースには健康・美容・ウェルネス意識が高い利用者が多い傾向がある(特にフリーランサー・クリエイター層)。

  • 無糖茶・ミネラルウォーター・炭酸水の需要が高い
  • 機能性飲料(集中力向上・栄養補給)への関心
  • 無添加・オーガニック志向の飲料への需要

📌 チェックポイント

コワーキングスペースの利用者はコーヒーチェーンで1杯600〜800円払うことに慣れている。「200〜250円の高品質コーヒー自販機」は価格比較で優位に立てるため、プレミアムコーヒー自販機の設置が収益向上につながる。


第3章:施設のタイプ別戦略

タイプ①:フルタイムメンバー中心の会員制コワーキング

24時間対応・月額固定制の会員制施設。安定した会員数が見込める。

  • 深夜帯の需要あり(夜遅くまで作業するフリーランサー・エンジニア)
  • 常設の飲料自販機・コーヒーマシンの相互補完
  • 会員向け割引(アプリ連携ポイント還元)で満足度向上

タイプ②:ドロップイン中心の時間利用型コワーキング

1時間300〜600円程度で利用できるドロップイン型。多様な利用者が入れ替わる。

  • 利用者の回転が速いため、1日の売上本数が多くなりやすい
  • 初めて来た利用者の衝動買い需要
  • フードコート感覚の軽食・スナック販売が向いている

タイプ③:特定業種特化型コワーキング

クリエイター特化・IT特化・女性特化など、ターゲットを絞った専門コワーキング。

  • クリエイター特化: 長時間作業×高品質飲料需要
  • IT・エンジニア特化: エナジードリンク・プロテイン飲料の需要が高い
  • 女性特化: 美容系ドリンク・低カロリー食品のニーズ

第4章:コワーキング×フードサービスの連携

「ランチ問題」の解決策としての自販機

コワーキングスペース利用者の悩みの一つが「ランチをどうするか」だ。近くに飲食店があれば問題ないが、外食は時間がかかる・コストがかかるという悩みがある。

  • 冷蔵弁当・おにぎり自販機の設置
  • カップ麺・インスタント食品の自販機
  • 冷凍食品自販機(電子レンジを施設に設置すれば使えるように)

コーヒーマシン×飲料自販機の組み合わせ

多くのコワーキングスペースでは無料のドリップコーヒーサービスを提供しているが、自販機のコーヒーはそれとは異なる「選べる・カスタマイズできる」という価値がある。

  • 無料コーヒーにはない種類(エスプレッソ・カフェラテ・コールドブリュー)
  • コーヒー好きな利用者の「もう1杯」需要
  • 無料サービスと有料自販機の役割分担

第5章:コワーキング施設側へのメリット提案

施設運営者が自販機に求めるもの

コワーキングスペースの運営者は、自販機に以下のメリットを期待する。

  1. 会員満足度の向上: 飲料・軽食サービスの充実が口コミ評価につながる
  2. ロケーション料収入: 設置スペースから得る安定収入
  3. 手間のなさ: 施設スタッフが何もしなくても自動で運営・補充される
  4. 施設の特色づけ: ユニークな自販機ラインナップが「ここにしかない」価値に

提案書の作成ポイント

コワーキング施設への提案では、以下の内容を含める。

  • 想定される売上シミュレーション(施設の会員数×想定購買率)
  • 施設コンセプトに合わせた商品ラインナップ案
  • 設置工事・保守メンテナンスの負担ゼロの説明
  • 他のコワーキング施設での設置実績・成功事例

まとめ:コワーキング×自販機は「リモートワーク時代の産物」

シェアオフィス・コワーキングスペースは、従来の職場でも家庭でもない「第三の場所(サードプレイス)」として定着した。この新しい働き方を支えるインフラの一つとして、自販機が担える役割は大きい。

「集中して仕事をする場所」に、適切なタイミングで適切な飲料・食品を届けること——コワーキング×自販機は、リモートワーク時代が生んだ必然的な組み合わせだ。

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