じはんきプレス
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テクノロジー2026.05.10| 編集部

自販機ロケーション別売上シミュレーション|設置場所ごとの収益性を徹底比較

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はじめに:「どこに置くか」で収益は3倍変わる

自販機の売上は設置場所によって大きく異なります。同じ機体・同じ商品でも、ロケーションが変わるだけで月間売上が3〜5倍変わることも珍しくありません。

この記事では、主要な設置場所10種類それぞれの収益モデルをシミュレーションし、それぞれの特徴・メリット・デメリットを比較します。


シミュレーション共通前提

  • 機体:一般的な60スロット飲料自販機
  • 平均販売単価:150円(設置場所により調整)
  • 電気代:4,000円/月
  • その他固定費:2,000円/月(通信費等)
  • 利益率(原価率):40%
  • ロケーション料は売上歩合率で各場所異なる

ロケーション1:駅構内・駅ホーム

項目 数値
1日平均販売数 150本
月間売上 675,000円
原価(40%) 270,000円
ロケーション料(25%) 168,750円
電気代・その他 6,000円
月間粗利 230,250円

特徴:

  • 圧倒的な通行量で売上は最高水準
  • ロケーション料が高め(20〜30%)
  • 補充頻度が高くオペレーション負荷も大
  • 駅管理者(鉄道会社)との交渉が必要

ロケーション2:オフィスビル(100〜300名規模)

項目 数値
1日平均販売数 80本
月間売上 360,000円
原価(40%) 144,000円
ロケーション料(15%) 54,000円
電気代・その他 6,000円
月間粗利 156,000円

特徴:

  • 安定した売上。繁閑の差が少ない
  • ロケーション料が比較的低め
  • 土日・祝日・お盆・年末年始は売上激減
  • 複数台設置しやすい

ロケーション3:工場・製造業施設(300名規模)

項目 数値
1日平均販売数 100本
月間売上 420,000円(単価140円)
原価(40%) 168,000円
ロケーション料(10%) 42,000円
電気代・その他 6,000円
月間粗利 204,000円

特徴:

  • 365日稼働(交替勤務)で年間安定売上
  • ロケーション料が低め
  • 低価格帯商品が中心(単価が低い)
  • 設置競争が比較的少ない

📌 チェックポイント

工場・製造業施設はロケーション料が低く、365日稼働のため年間収益が安定しています。都市部のオフィスよりもROIが高くなるケースが多いです。


ロケーション4:病院(100床規模)

項目 数値
設置台数 3台(外来・病棟・職員エリア)
1日合計販売数 150本
月間売上 675,000円
原価(40%) 270,000円
ロケーション料(18%) 121,500円
電気代・その他 18,000円(3台分)
月間粗利 265,500円

特徴:

  • 入院・外来・職員の安定した三層需要
  • 年中稼働で季節変動が少ない
  • 衛生管理の要求が高い
  • 施設管理者との関係構築が重要

ロケーション5:大学キャンパス(学生1,000名/日)

項目 数値
設置台数 5台
1日合計販売数 250本
月間売上 1,125,000円
原価(40%) 450,000円
ロケーション料(12%) 135,000円
電気代・その他 30,000円(5台分)
月間粗利 510,000円

特徴:

  • 学生が多ければ売上は非常に高い
  • 長期休暇(夏・冬・春)の売上激減に注意
  • 学生生協との協力・競合関係を整理が必要

ロケーション6:スポーツジム(会員500名)

項目 数値
設置台数 2台
1日合計販売数 80本(単価190円)
月間売上 456,000円
原価(40%) 182,400円
ロケーション料(20%) 91,200円
電気代・その他 12,000円
月間粗利 170,400円

特徴:

  • 単価が高め(プロテイン・エナジードリンク)
  • 健康志向商品へのこだわりが強い
  • 24時間ジムは深夜需要あり

ロケーション7:温泉旅館(客室50室)

項目 数値
設置台数 3台(各フロア)
1日合計販売数(繁忙期平均) 100本(単価220円)
月間売上 660,000円
原価(40%) 264,000円
ロケーション料(22%) 145,200円
電気代・その他 18,000円
月間粗利 232,800円

特徴:

  • 単価が最も高いカテゴリの一つ(アルコール含む)
  • ハイシーズン・オフシーズンで2〜3倍の差あり
  • アルコール設置でさらに収益UP

ロケーション8:コンビニのない住宅街

項目 数値
設置台数 1台
1日平均販売数 25本
月間売上 112,500円
原価(40%) 45,000円
ロケーション料(10%) 11,250円
電気代・その他 6,000円
月間粗利 50,250円

特徴:

  • ロケーション料が低く安定した利益率
  • 売上絶対額は低め
  • 「唯一の選択肢」として生活インフラ化
  • 深夜〜早朝の需要あり

ロケーション9:道の駅・SA(サービスエリア)

項目 数値
設置台数 2台
1日平均販売数 120本
月間売上 540,000円
原価(40%) 216,000円
ロケーション料(15%) 81,000円
電気代・その他 12,000円
月間粗利 231,000円

特徴:

  • GW・お盆・年末年始に売上が爆発的に増加
  • 24時間稼働が前提
  • 観光ルート上は特に高収益

ロケーション10:マンション・集合住宅

項目 数値
設置台数 1台
1日平均販売数 20本
月間売上 90,000円
原価(40%) 36,000円
ロケーション料(8%) 7,200円
電気代・その他 6,000円
月間粗利 40,800円

特徴:

  • 管理組合・管理会社との契約が必要
  • 売上は低いがロケーション料も低い
  • 住民の生活ニーズを満たせれば安定稼働

全ロケーション比較まとめ

ロケーション 月間粗利(目安) 安定性 難易度
大学キャンパス(5台) 51万円 ★★★ ★★★★
病院(3台) 26.6万円 ★★★★★ ★★★
駅構内 23万円 ★★★★ ★★★★★
温泉旅館(3台) 23.3万円 ★★★ ★★★
道の駅(2台) 23.1万円 ★★★ ★★
工場(1台) 20.4万円 ★★★★★ ★★
スポーツジム(2台) 17万円 ★★★★ ★★
オフィスビル 15.6万円 ★★★★ ★★
住宅街 5万円 ★★★
マンション 4万円 ★★★

📌 チェックポイント

病院・工場は「安定性」が突出して高く、駅・大学は「売上ポテンシャル」が高いです。ポートフォリオとして複数タイプのロケーションを組み合わせることが、リスク分散の観点から理想的です。


まとめ

最も収益性が高いロケーションは設置難易度も高い傾向があります。初心者は工場・オフィスビルなど参入しやすく安定しているロケーションから始め、ノウハウを積んでから病院・大学・駅などへ展開する戦略が現実的です。

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