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コラム2026.04.26| じはんきプレス編集部

自販機オーナーの確定申告完全ガイド【2026年版】青色申告・経費計上・帳簿の付け方

#確定申告#税金#経費#青色申告#個人事業主
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自販機ビジネスを副業や個人事業として始めた場合、年間の所得が20万円を超えると確定申告が必要になります。「税金のことがよくわからない」という方向けに、自販機ビジネスに特化した確定申告の実践ガイドをお届けします。


そもそも確定申告が必要なのはどんな場合?

ケース 確定申告の要否
給与所得者で自販機の年間利益が20万円超 必要
個人事業主(自販機が本業)で年間利益あり 必要
自販機の年間利益が20万円以下 原則不要(住民税申告は必要な場合あり)
自販機の収入がゼロ・赤字 原則不要(青色申告なら赤字繰越可能)

⚠️ 注意

「利益」とは売上から経費を引いた後の金額です。売上が多くても経費も多ければ、利益は少なくなります。自販機1台の実質利益は月1〜5万円程度のケースが多く、年間20万円を下回るケースもあります。


青色申告と白色申告、どちらを選ぶべきか?

白色申告(簡単だが節税効果なし)

  • 帳簿作成義務:簡易な記帳でOK
  • 特別控除:なし
  • 赤字の繰り越し:できない

青色申告(少し手間だが節税大)

  • 帳簿作成義務:複式簿記(会計ソフトで対応可)
  • 特別控除:最大65万円(電子申告の場合)
  • 赤字の繰り越し:3年間可能

📌 チェックポイント

自販機1台で年間利益が30万円ある方なら、青色申告65万円控除を使えば課税所得が0円になる計算です。ぜひ青色申告を選んでください。

青色申告を始めるには、税務署に**「青色申告承認申請書」**を提出する必要があります(申告年の3月15日まで、または開業から2ヶ月以内)。


自販機ビジネスで経費にできる費用一覧

経費の種類 具体例 注意点
仕入れ費 飲料・商品の仕入れ代 レシートを必ず保管
電気代 自販機の電力料金 使用割合に応じた按分も可
修繕費 自販機の修理・部品交換 20万円未満なら全額経費
減価償却費 自販機本体の購入費 法定耐用年数で按分(後述)
ガソリン代・交通費 補充のための移動費 業務利用分のみ。プライベート利用と按分
通信費 IoT通信費・スマホ代 業務利用割合で按分
消耗品費 清掃用品・工具等 10万円未満のもの
損害保険料 自販機保険の掛金 全額経費
手数料 設置場所への手数料・口銭 全額経費
広告宣伝費 ラッピング費用・SNS広告 自販機のPRに使ったもの
研修費・書籍代 業界セミナー・専門書 業務関連と証明できるもの

自販機の減価償却の計算方法

自販機本体は「固定資産」として、**複数年にわたって費用計上(減価償却)**します。

法定耐用年数と年間償却額の目安

自販機の種類 法定耐用年数 購入費100万円の場合の年間償却額
飲料自販機(一般) 6年 約167,000円/年
冷凍食品自販機 6年 約167,000円/年
ロッカー型自販機 6年 約167,000円/年

定額法の計算式: 年間償却額 = 取得価額 × (1 ÷ 耐用年数)

※実際の計算は会計ソフトが自動処理してくれます。

💡 中古自販機の場合

中古品の法定耐用年数は「本来の耐用年数 × 20% + 経過年数 × 20%」で計算した年数です。新品より短くなるため、1年あたりの償却額が増えます。


帳簿の付け方:会計ソフトを使えば簡単

青色申告に必要な複式簿記の帳簿も、クラウド会計ソフトを使えばほぼ自動化できます。

おすすめの会計ソフト(個人事業主向け)

  • freee会計:スマホアプリが充実、銀行口座と自動連携
  • マネーフォワード クラウド確定申告:UI が見やすく初心者向け
  • やよいの青色申告オンライン:老舗サービスで信頼性が高い

いずれも月額1,000〜1,500円程度で利用できます。


確定申告の実際の流れ(自販機オーナーの場合)

1. 売上・経費の記録(通年) 月ごとに売上・仕入れ・経費を記録。レシートや領収書はデジタル保管(スキャン)がおすすめ。

2. 決算書の作成(1〜2月) 会計ソフトが自動で「損益計算書」「貸借対照表」を作成します。

3. 確定申告書の作成・提出(2〜3月15日) e-Taxで電子申告すれば65万円の青色申告特別控除が適用されます。


まとめ

自販機ビジネスの確定申告は、正しく行えばむしろ節税のチャンスです。青色申告の65万円控除、適切な経費計上、減価償却を組み合わせれば、納税額を大幅に抑えることができます。

初年度は税理士に相談するのも賢明です。年間報酬5〜10万円でも、節税額がそれを上回るケースは多くあります。

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