じはんきプレス
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コラム2026.04.15| マーケティング担当

リモートワーク時代×自販機:在宅・分散オフィスでの新活用法

#リモートワーク#ハイブリッドワーク#コワーキング#サテライトオフィス#オフィス自販機
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コロナ禍を経て、週2〜3日のハイブリッドワークが「新しい当たり前」として定着しました。この変化が、オフィスの自販機ビジネスにも大きな影響を与えています。

「出社人数が減り、自販機の売上が落ちた」——そんな悩みを抱えるオペレーターが増える一方、新しいワークスタイルに適した場所への展開で収益を伸ばしているオペレーターもいます。本記事では、リモートワーク時代の自販機ビジネス再設計を考えます。


リモートワーク普及が自販機に与えた影響

従来型オフィス自販機の苦境

コロナ禍前、大企業が集中するオフィスビルのテナント向け自販機は「安定した売上が見込めるロケーション」の代表格でした。

しかし2022〜2026年にかけて:

  • フルリモート実施企業:急増後、週1〜2出社が多数に定着
  • ハイブリッドワーク実施企業:80%超(大企業調査)
  • オフィス面積縮小:大企業の40%が延床面積を削減

このため、かつて500人が毎日使っていた自販機が、今は200〜300人が週2〜3日使うという状況になり、月間売上が30〜50%落ちたロケーションが続出しています。

しかし「分散化」が新チャンスを生んだ

一方で、ハイブリッドワーク時代には新しい「人が集まる場所」が生まれました。

  • コワーキングスペース:全国に急増(2025年時点で約4,000カ所超)
  • サテライトオフィス:企業が借りる地方・郊外の小型拠点
  • シェアオフィス付きカフェ:仕事できるカフェのハイブリッド
  • 住宅地近くの複合施設:自宅近くで仕事できるスポット

ハイブリッドワーク時代の自販機戦略

戦略1:出社日に合わせたダイナミックプライシング

出社率が高い曜日(火・水・木が多い)と低い曜日(月・金)で商品ラインナップや価格を動的に変える戦略です。

具体的なアイデア:

  • 出社率の高い曜日:コーヒー・サンドイッチ等の需要に備えて充実在庫
  • テレワーク多い月曜・金曜:補充頻度を下げてコスト削減

📌 チェックポイント

IoT対応自販機なら、曜日・時間帯ごとの販売データを自動収集できます。このデータを分析して補充スケジュールを最適化することで、欠品・廃棄ロスの両方を削減できます。

戦略2:オフィス集約に合わせたロケーション見直し

旧来の大型オフィスビルから、複数の小規模・サテライトオフィスへの分散設置を検討します。

大型オフィス1カ所(100人利用)よりも、サテライトオフィス5カ所(各20人利用)に設置する方が、合計売上が高くなるケースがあります(往来の多いサテライトは購買頻度が高い傾向)。

戦略3:コワーキングスペースへの展開

コワーキングスペースは「1日中仕事をする」ユーザーが多く、1人あたりの自販機利用頻度が高い傾向があります。

コワーキングスペースに適した商品ラインナップ:

  • 集中力・エネルギー補給:エナジードリンク・コーヒー
  • 健康意識の高いフリーランサー向け:プロテイン・野菜ジュース
  • 軽食・スナック:サンドイッチ・おにぎり・プロテインバー
  • リフレッシュ系:ガム・ミント系飲料

戦略4:「移動ワーカー」へのアピール

複数のオフィスを移動しながら働くワーカー(ノマド・営業職・フリーランサー)は、移動中・到着直後に自販機を利用する傾向があります。

アプローチ方法:

  • 複数のコワーキング・サテライトオフィスに同一ブランドの自販機を展開し、会員向けポイントカードで誘導
  • 「このスペースに来たらこの自販機」というアソシエーション(結びつき)を作る

在宅ワーカーへのアプローチ:住宅地×自販機

在宅ワーカーが増えたことで、住宅地近辺の利用人口が増加しています。

住宅地での新設置機会

従来は「利用者が少ない」として敬遠されがちだった住宅地エリアも、在宅ワーカーの増加で昼間の購買層が厚くなっています。

有望な設置場所:

  • 住宅地内の公園・緑地スポット(散歩・テレワーク後のリフレッシュ)
  • 住宅地のマンション共用部・エントランス
  • 在宅ワーカーが多い新興住宅地の駅近エリア

在宅ワーカー向けの商品提案

在宅ワーカーは「午前の集中タイム前のコーヒー」「昼食代わりの軽食」「午後の疲れた時間帯のリフレッシュ飲料」などのニーズがあります。


ハイブリッドオフィス企業への提案アプローチ

提案のポイント

企業の総務・施設管理担当者への提案では、以下の訴求が有効です:

  1. 「出社率に合わせた柔軟な運営」:出社率が変動しても、データに基づいて商品構成・補充頻度を自動調整
  2. 「従業員の健康経営への貢献」:ヘルシーな食品を取り揃えることで健康経営優良法人の評価指標に寄与
  3. 「ペーパーレス・データ連携」:企業のICカード(社員証)と連動した決済で経費精算が不要に

「福利厚生パッケージ」としての提案

自販機を単独で提案するのではなく、「オフィスのウェルネス環境整備パッケージ」として、置き菓子サービスや健康飲料との組み合わせ提案をすると、採用率が高まります。


まとめ

リモートワーク・ハイブリッドワークの普及は、オフィス自販機の「既存市場の縮小」と「新市場の拡大」という二面性をもたらしました。

変化への対応策を整理すると:

  1. 従来型大オフィスの売上低下は補充最適化でコスト削減対応
  2. コワーキング・サテライトオフィスへの積極展開で新市場開拓
  3. 在宅ワーカーが増えた住宅地の需要を取り込む
  4. 健康経営・福利厚生パッケージとして提案し差別化

「場所が変わった」のではなく「人の動き方が変わった」——その変化に合わせて自販機のロケーション戦略を再設計することが、2026年以降の自販機ビジネスの鍵です。

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