じはんきプレス
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コラム2026.05.16| 編集部

【実録】自販機1台から始めた副業。半年で月収10万円を達成するまでの全記録

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はじめに:なぜ自販機副業を選んだのか

都内在住の会社員・田中さん(仮名・38歳)は、2025年7月に自販機副業をスタートしました。選んだ理由は明快でした。

「本業が忙しくて、時間を切り売りするバイトはできません。でもせっかくの土日を全部副業に使いたくもない。だから『設置したら基本ほったらかしでもお金が入ってくる』仕組みに惹かれました」

子どもの教育費が増えてきた年齢でもあり、月5〜10万円の副収入を目標に、自販機ビジネスへの参入を決意します。この記事は、田中さんへの取材をもとに構成した自販機副業の実録レポートです。

📌 チェックポイント

自販機副業は「不労所得に近い仕組み」と「ある程度の積極的な運営」のバランスが重要です。完全放置では成果が出にくく、適切な関与が収益を伸ばします。


第1章:スタート前の準備期間(2025年4〜6月)

情報収集に約2ヶ月

田中さんが最初にやったことは情報収集でした。自販機業界の仕組み・機器の費用・収益モデルについてSNSやブログを読み漁り、複数のオペレーター会社の説明会にも参加しました。

この段階で学んだ最重要事項は、**「自販機ビジネスには2つのモデルがある」**という点です。

  • 土地貸し型:機器はオペレーターのもの。手数料として売上の一部が入る
  • 自主運営型:機器を自分で持ち、仕入れ・補充・清掃をすべて自分で行う

収益性を追求するなら自主運営型、手間を省くなら土地貸し型。田中さんは将来的な収益拡大を見据えて、自主運営型で始めることを決断します。

中古機器の購入

中古の自動販売機を専門とするネット業者から、缶・ペット両用の機器を**19万円(送料込み)**で購入しました。新品は50〜80万円するため、初期費用を抑えるために中古を選択。購入前に動作確認ありの保証付き業者を選んだことが後々のトラブル防止につながりました。

設置場所の確保

設置場所は、会社の同僚の実家(埼玉県・住宅街)の駐車場の一角を借りることにしました。電気代は田中さん負担、場所代は月1,000円という友人価格での契約です。

💡 設置場所選びの教訓

「親しい人から安く借りた」という点は後でわかる問題の種にもなりました。立地の事前調査が不十分だったことが、初月の苦戦に直結します。


第2章:初月〜3ヶ月目の苦闘(2025年7〜9月)

7月:衝撃の初月売上8,000円

7月1日に設置完了。初日から「いくら売れるか」とわくわくしながら確認しに行くと、1日の売上はわずか600〜800円。月間の集計では売上約8,000円、電気代4,500円を差し引くと純益は約3,500円でした。

「完全に立地選びを間違えた」と田中さんは振り返ります。設置した住宅街は通行量が少なく、近所のスーパーも徒歩5分圏内にあったため、自販機を使う理由がほぼない環境でした。

月1回の補充でも在庫が減らない状態が続き、精神的にもきつい時期でした。

8月:商品ラインナップの見直し

諦めずに改善策を検討。夏の暑さに合わせて冷たいスポーツドリンクとゼロカロリー飲料の比率を上げました。また、160円に統一していた価格を一部商品で130円に値下げ。これで近所の住民が「コンビニより安い」と立ち寄るようになり、売上は月1.5万円へと改善しました。

9月:移設という選択

「この場所では限界がある」と判断した田中さんは、思い切って機器の移設を決断します。機器の運搬費用として3万円かかりましたが、新たな設置場所として選んだのは、自宅から5km離れた幹線道路沿いの空きスペース(地主から月3,000円で借りた)でした。

通行量は以前の5倍以上。移設後の9月は月間売上が一気に4.5万円にまで増加しました。

田中さん(体験者)

移設にお金がかかることを最初から分かっていれば、もっと慎重に最初の場所を選んだと思います。立地調査にかける時間は惜しまないほうがいい。


第3章:4〜6ヶ月目の成長期(2025年10〜12月)

2台目の追加と売上急増

10月、手元に残った利益と貯蓄を活用して2台目を購入(中古・17万円)。今度は立地調査に2週間かけて、工場の多い工業団地近くの空きスペースを確保しました。

この場所は昼休みの工場勤務者が多く利用し、特に缶コーヒー・エナジードリンクが飛ぶように売れました。

1号機売上 2号機売上 合計売上 純収益
10月 45,000円 62,000円 107,000円 52,000円
11月 42,000円 68,000円 110,000円 55,000円
12月 48,000円 71,000円 119,000円 60,000円

(純収益=売上-仕入れ原価-電気代2台分-場所代-その他経費)

冬場の商品入れ替えが功を奏す

12月は温かい飲料(ホットコーヒー・コーンスープ・お茶)への切り替えを大胆に実施。飲料メーカーの営業担当者に相談しながら、売れ筋商品データを参考にした棚割りを行った結果、冬場も売上を落とさずに維持できました。


第4章:半年目の達成(2026年1月)

ついに月収10万円達成

年明け1月、田中さんの自販機副業はついに目標だった月収10万円を突破します。

台数 月間売上合計 仕入れ・電気代等 純収益
2台 約23万円 約13万円 約10万円

「数字として見ると地味に見えますが、土日に2〜3時間動くだけで月10万円は、時給換算するととんでもない数字です」と田中さんは語ります。

📌 チェックポイント

自販機副業は「1台で完結させようとしない」ことが重要です。立地の良い場所を複数持つことで、リスク分散と収益拡大が同時に実現できます。


第5章:成功のポイントと読者へのアドバイス

田中さんの半年間から導き出した、自販機副業成功の5つのポイントをまとめます。

ポイント1:立地調査に全力を注ぐ

売上の8割は立地で決まります。設置前に平日・休日・朝夕など複数の時間帯で通行量を数えることを強く推奨します。感覚ではなく数字で判断しましょう。

ポイント2:初期費用は中古機器で抑える

新品機器への投資回収には時間がかかります。最初は中古でスタートし、軌道に乗ってから新品・多機能機器に切り替えるのが現実的です。ただし、保証付きの信頼できる業者から購入することが前提です。

ポイント3:季節ごとの商品切り替えを積極的に

飲料の売れ筋は季節によって大きく変わります。メーカーの営業担当者や卸業者からの情報を積極的に取り入れ、棚割りを柔軟に変更しましょう。

ポイント4:電気代・経費を正確に把握する

「売上だけ見て利益を勘違いする」のは初心者の陥りやすい罠です。電気代・仕入れ原価・場所代・運搬費・消耗品費を月次でしっかり集計し、本当の純収益を把握することが長期運営には不可欠です。

ポイント5:失敗を早期に諦めずに改善する

最初の設置場所が失敗でも、撤退・移設という選択肢があります。「この場所で回収しなければ」と固執せず、損切りの判断も重要なスキルです。早期に移設した田中さんの決断が、その後の成功を呼び込みました。

読者

月10万円を達成したあと、さらに台数を増やす計画はありますか?

田中さん(体験者)

3台目・4台目への拡大も視野に入れています。ただ管理の手間が増えるので、まず2台を安定させて仕組み化することを優先しています。月15〜20万円が次の目標ですね。

自販機副業は「すぐに大きな収益が出るビジネス」ではありません。しかし、正しい立地選びと地道な改善を積み重ねることで、確実に成果が出るビジネスであることは、田中さんの実録が証明しています。

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