便利なだけでなく、環境にも貢献できる——そんな「逆自販機」が、コンビニ・スーパーに一気に広がろうとしています。
セブン&アイ・ホールディングスは2026年4月、傘下のセブン-イレブン・イトーヨーカドーを中心に、ペットボトル自動回収機を2027年末までに全国5,000台設置する計画を発表しました。
回収機の仕組みとポイント還元
設置予定の回収機は、投入されたペットボトルをその場で圧縮・分別し、回収数に応じてセブンマイルまたはnanacoポイントを付与します。
- 1本あたり:約2〜5ポイント付与(要件による)
- キャンペーン期間中:ポイント2〜3倍にも
- アプリ連携:セブンアプリと連動し、回収ランキング・環境貢献量を可視化
📌 チェックポイント
「ポイントをもらえるから持ってくる」という動機付けが、現在20〜30%程度とされているペットボトルの自販機経由回収率を60〜70%まで引き上げることを目標にしています。
なぜ今このタイミングか
背景には、2025年に施行されたプラスチック資源循環促進法の強化があります。メーカー・小売事業者には、販売した製品の回収義務が段階的に強まっており、大手小売がリサイクルインフラの整備を急いでいます。
また、コカ・コーラや伊藤園が飲料自販機と一体型の回収機を展開する動きに対し、セブン&アイは「購買場所(コンビニ)での回収」という独自のサイクルで差別化を図ります。
自販機業界への影響
ペットボトル回収機の普及は、飲料自販機とのシナジーを生みます。「自販機で買ったペットボトルを、同じ場所で返却できる」という仕組みが整えば、環境循環型の消費行動が日常化します。
欧州では似た仕組み(デポジット制度)が既に普及しており、スウェーデンでは回収率90%以上を達成しています。日本でもこの取り組みが「当たり前」になる日が近づいているかもしれません。
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